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らりるれろ日記

或る感覚、summer endのVoタチバナロンが書くブログ

tabacono

俺はとうとう禁煙するという難儀かつ不毛極まりない行動を放棄することに成功したのである

禁煙することに失敗したのではない

禁煙することを自主的に確固たる決意の元やめたのである

そもそも俺はタバコが大好きなのである

好きなことをわかりながら辞めるなど人生において不毛を極めすぎている行為である

何故今まで気付かなかったのか

炭水化物を食べない人生とやりたいことをやらない人生など生ゴミ以下なんだということに

人間はゴミはゴミでも燃えるゴミ、って誰かが言ってたしな











俺は何かと通ぶるのがいたく気に入っているので
タバコを吸う、とは言わず
飲む、と言いたがるのである

「いたく」気に入っている様が「痛く」見えるのはご愛嬌である

歌手はいつだって中2病 yeahだから
おまえ達は俺を許さなければならない







タバコはうまい
飯のあとに飲むと良い とても良い
そんなことはほとんどみんなが知っている
何も知らないのは精査中の舛添さんぐらいのもんだ

休日であればすかさず俺は食後のうまいタバコを味わうためだけに
最高のランチに邂逅する必要があるのだっだ

そんなある日の休日
我がホームかつ東京のチベットこと
「HAIJIMA」にてぶらりグルメ周遊記feat.孤独のグルメを始めると
チベットもそれなりに駅前は飯屋で賑わっているので
それなりに高揚感はあり
俺は既にHAIJIMAの「ゴロウ」さながらであった

一体どこのどいつが俺の胃袋を満たしてくれようか、とレストラントの品定めをしている最中も

脳内では「井の頭♪」という人を小馬鹿にしたとしか思えないBGMの再生は欠かさないのだ

そう毎日はドラマなのである
もっとクサく生きるべきなのだ

理由はまだないが確かだ






粋なランチタイムを過ごす場合にはチェーン店はダメ、という根拠のない全世界的な決定事項がある為に

個人経営の小料理屋を探すことにした

店内がほどよく汚く
味に当たり外れがあるが当たりメニューはホームラン、ハズレメニューでも外野フライ程度のモノを食わせるコックが望ましい
1時間に1人程度の来客の為に多少緩めに構えていて、かつ

ゴルゴ13が置いてなくてはならない

そして店内はもちろん喫煙可でなくてはならい

そう目的は黄昏れなのだから
雰囲気が大事なのである


俺は小汚い店でゴルゴ13を読みながらブツの到着を待つサマを「いまじねーしょん」した

この時に口にしているべきブツは何であるべきなのか

頭の中で今までの楽しいランチの記憶を反芻した結果

チャーハンなるものをかっ食らわせる店にしようと決めた







しかし駅前には個人経営の汚いチャーハンなるものを食らわせる店はなかった

この時点の俺はHAIJIMAで最も狼狽していた人間に違いない

そんな発狂を隠しながらも駅前から路地裏に入っていくと

若干小汚さを感じる中華飯店が眼前に飛び込んだ

その名を
「芳楽」というらしい

中をチラ見すると灰皿があり
来客は1人のみ

漫画棚も確認出来た

中華飯店なのにもかかわらず
オススメメニューがカツ丼とオムライスという点にいささか不信感は捨て切れなかったが
意を決して入店することにした

すると仕事を明らかにサボっていたであろう店主が慌てて愛想笑いを見せてきたのだった
ここまでは問題ない

俺はメニューすらちゃんと見ていないが
中華飯店でチャーハンがない店などなかろう、と
座る前に迷わず「チャーハンコール」をした

初見の店でもハッタリの通ぶりを忘れないのが俺だ
「ういー」と中ぐらいのやる気を感じさせる声を出し店主は厨房へ帰っていった
良いチャーハンを頼むぞ、とその勇姿を見届け

そのまま着席せずに漫画棚を見る
しかし必須ピースである
ゴルゴはなかった
テニプリしかなかったのだ

いささか残念だが
氷帝戦の手塚vs跡部を見ながらチャーハンが仕上がるのを待つことにした

10分ほどすると
また店主の「ういー」という中ぐらいのやる気を纏ったまま
そいつは運ばれてきた

並にしてはなかなかの盛りだ

味は

中の上だ

ライト前ヒットクラスだから
悪くはなかった

そこからは
とにかくガッついて

ものの5分で完食してしまった

そして至福の一服しようとした時に

俺は最大の過ちに気付く



自宅にタバコを忘れたことに気づいたのだった



再びHAIJIMAで最も狼狽している人間に戻ってしまった俺に

店主が
「これ気持ちだから」と




20円をくれた



さらに狼狽を深めながらもその20円を受け取り

帰宅し余韻を精一杯噛み締めベランダで一服した




今度はカツ丼を食いに行こうと思う